1時間近く入らなければいけないお化け屋敷として有名な富士急ハイランドの「戦慄迷宮」。その最初の演出方法も特徴があります。病院に入るとまず待合室に通され、この病院の過去何が起きていたのかの「映画」を見るのです。人体実験が繰り返され、残虐な事件が起きて閉鎖された病院・・・その犠牲者の怨念が眠る病院なのだということ伝えられます。その印象が残った後に病院内を歩くのは怖さが倍増。バックストーリーがお化け屋敷を変えるのです。
今回は、映画を撮れなくても、編集できなくても簡単にできる映像演出を作ってみましょう。
材料 富士急ハイランドのお化け屋敷みたいに映像を使った演出をするのに必要なもの
●スマートフォン 1台
●テレビやプロジェクターなど映像を映せるもの 1台
モキュメンタリーで演出しよう
ホラー映画なんてとれないよ、そこまで撮影とか凝るのはできないよという人でも簡単にできる映像演出方法があります。「スマホのカメラ」で「モキュメンタリー」撮影してみましょう。
モキュメンタリーとは、普通の人が普段通りに撮影しているかのような映像をドキュメンタリー風に撮影することです。
たとえば、ホラー映画「ブレアウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」などで用いられているような映像演出です。これであれば、普通に撮影した映像を使うことができ、簡単に演出を加えることができます。
撮影する
作ったお化け屋敷の中でスマホで撮影します。お客様と同じようなルートでお化け屋敷にカメラを持って入って、コメントしながら進んでいき、何かを発見して慌ててにげるようなシーンを撮影しておき、それを流すのです。15秒から30秒程度でOKです。
実際に流す
たとえばこのように進行します。
1:「案内役」がストーリーを話す
先日私の友人が夜に学校に忘れ物を取りに帰ってからまだ帰ってきていないんです。
ただ、スマホだけが教室で発見されたので、そこに残っている最後の映像をご覧いただきたいと思います。。。
2:スマホの映像をスクリーンなどで流す
3:「案内役」が台詞を続ける
皆さん、助けてください。友人を見つけてきてください・・・
・・・
みたいな流れで。このようにすれば、映像の編集ができなくても人の演出でカバーできます。
お化け屋敷に入る前に動画を見てもらってから入場すると、その映像が頭に残っています。
テーマ設定を紹介するにしても、恐怖感覚を煽るにしてもよい手法でしょう。
また人気になって待ち時間が長くなってしまうときの対策としても有効活用できるのが映像なのです。
富士急ハイランドのお化け屋敷戦慄迷宮。特集を組んでいますので、富士急ハイランドのお化け屋敷特集でご覧ください!。。。